新宿区高田馬場の司法書士 森住都です。

新宿区では、高齢者化率が20パーセントを超えました。そして、高齢者の3人に1人は一人暮らしだそうです。

調査によると、85歳以上の高齢者のうち、認知症の人の割合は20パーセント代とも言われています。

ところで最近、認知症の高齢者の方の徘徊が増えているとのことです。

認知症の大きな特徴は、数時間前から数日前の記憶が低下してしまうこと、体験したこと自体の記憶が低下してしまうことです。
例えば、朝ごはんに何を食べたか覚えていないのではなく、朝ごはんを食べたかどうかを忘れてしまうなど。

それに伴って不安や混乱が生じたり、自信が失いやすくなってしまっています。

想像してみると、知人と買い物に出かけていて、相手がトイレに入っているのを待っている途中に数時間前からの記憶がなくなってしまったら、「私は何で一人でここにいるの!?」とパニックになるでしょう。
そんな時に周りにいる見ず知らずの方から「困ったなあ。警察に連れて行こう」と手を引かれたら、余計混乱してしまうと思います。

もし、そんな困っている方を見かけた時にどのように対応したらいいでしょうか。

まずは、相手を落ち着かせて、お近くの高齢者総合相談センターに電話、または市区町村に電話 深夜など時間的に繋がらなければ、警察に連絡下さい。近くの交番でもいいそうです。
また、その方のご自宅まで見送りにはきたけど、気になる場合などは、近くの高齢者総合相談センターに電話して、その方のお名前とどこで会ったかなどお伝えするのがいいかと思います。

そもそも、最初にどうやって声をかけたらいいのでしょうか。

先日、11月17日に新宿区高齢者福祉課が主催した「認知症サポーターフォローアップ講座」で、講師の先生が、

「大事なのはプライドを傷つけない。相手に根掘り葉掘り質問しない。そして怪しまれないために、自己紹介するのもいい方法。」

「自分が緊張していると、相手にそのことが簡単に伝わるので、自分なりに緊張しない声かけを工夫しましょう。」とのアドバイスがありました。

その講座では、訓練として高齢者役の方にお声かけするという機会があったのですが、実際やってみると難しいです。

認知症の方を見守るご家族の方も、万が一行方不明になった時のために、靴の見えない部分、洋服のタグや襟の内側の部分にお名前(読み違い防止のため、平仮名か、カタカナで)を書いておくのも簡単な一つの方法です。
行方不明が一日過ぎると区外、さらに別の県でみつかることがあるようです。それだけ必死に家に帰ろうとされているのでしょう。

私も、司法書士として、地域住民として高齢者の方々のお役に立てることはないか引き続き考えていきたいと思います。